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シルヴィアのいる街で



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過去に出会った美しい女性を求めて、街を彷徨う青年。
カフェで女性を観察し、ノートにデッサンしているが、ガラス越しに美しい女性を見つけ、彼女を追いかける。


これは普通の映画ではないです。
まず、ホテルの部屋のシーンから始まりますが、全然動かないし、「何だこれは?」と思います。その後カフェのシーンが始まり20分ぐらいしてからようやく動きが出ます。因みに台詞もそんなになく。

途中で気づいたのですが、この映画はヘッドフォンで観る方が良いです。
街並みのシーンなど雑踏の音がとても臨場感溢れていてまるでそれが音楽かのように奏でます。

また、街並みがすごくキレイ。でも、「あっ京都も遜色なく美しい街並みしてるな」と気付かされました。

話的には完全にストーカーです。かわいい子見つけて追いかけまわすという。まぁこれは乱暴に書いてますが、気持ちはわからなくもない。大人になってからしたことはありませんが、小・中学校はこんな気持ちだったかな。

監督さん曰く、「この映画は始まりの映画だ。何かが起きる前のね。」ということらしいです。この主人公もそんな期待でこの街に来て、女性を捜し求めます。この映画を見終わった後、彼のその後の物語を想像するっていうのが、健全な向き合い方かもしれません。



告白



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我が子を亡くした女教師が、HRで「娘は殺された」と告白する。一つの事件を様々な観点から語り、結末を迎える・・・。

湊かなえさん、これがデビュー作なんですね。アイデアもいいし素晴らしいですね。登場人物各々の視点から描くというのは、映画「バンテージ・ポイント」でもありましたね。そんなにクリフハンガーはしていないですけど。

でも各々の言い分(?)を読んでると、なるほど、同じ事を言っていても本人の解釈が入るので、結局真実は分からないのかという風になってしまいます。この人たちも普通の人。各々の解釈によって事実が歪められ(いやむしろその人にとっては事実なのかも)ちょっとしたボタンの掛け違いで事態はあらぬ方向へ行ってしまったり。

実際この世界でもよくある事です。むしろそれに気づかない人の方が多いです。時間は止めることが出来ないし、そのスピードは年々増しているように感じます。「こうなってこうなった結果こうなった」という検証が出来ないまま、もう次の場所へ行かなくてはならない。今の世界の情報量だとそうなってしまいますよね。客観的に物事を見るってすごく難しいと改めて感じます。

この事件は、単純に子を殺された親の復讐が描かれていますが、前述した複雑な人間模様が描かれており、早く読みたい!という衝動に駆られます。作りうまいな〜ほんとにデビュー作なの?ってぐらい完成度は高いと思います。

まぁこの映画を観られた方ならわかると思いますが、終わり方も暗いです。もう救いがないくらい。教師の森口はこれで気が晴れたのだろうか?結果ちゃんと思い通り復讐出来たけど。森口の復讐も怖いですが、学校のクラスメートも怖いです。集団心理ですね。マイノリティになりたくないっていう。

自分はまだ映画を観ていません。女教師は松たか子と知っていましたが、新しい担任ウェルテルは久ヶ沢徹さんを思い浮かべて読んでました。登場人物が自分の印象でキャスティングできるのも小説の楽しみですね。具体的な人物が出てこない場合もありますけど。
これの映画でも観てみよっかな〜。

本たくさん読んでますけどアウトプット全然出来てません。
頑張ってブログ書くか〜。



嘘つきは恋の始まり



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え〜っとこれは原題が「The Last Word」です。
正直原題の方が良かったのではないでしょうか。
恋愛映画に見えますよ。このタイトル。

実際は何も変えることが出来ない自分の力に対する諦めから他人に深く関わっていけない生き方になってしまっている主人公が友情・恋愛を通して変化していくお話。構成としては自己啓発に付随する友情そして恋愛の話ではないでしょうか。

最後はハッピーエンドに救われましたよ。もうどうなるかと思いましたもん。

ウィノアライダーは相変わらずおキレイで「ナイト・オン・ザ・プラネッツ」や「リアリティ・バイツ」が特に好きだったんですが、なんか窃盗事件とか起こして「だ、大丈夫?どうしたウィノア!」という心配をしておりました。この映画はちょうどその頃の映画。ちなみに「ブラックスワン」はまだ見ておりません。体調を選ぶのではないかと思ってます、あの映画。調子良い時にみます。

外人さんの言葉の感性が素晴らしいと思ってしまいます。だって、「美しい詩だ」ってさらりと言えますから。「恥ずかしい」「キザね〜」になってしまうんでしょうね、我々なら。確かにキレイな言葉だな〜って感じることは多々ありますが、それを人に贈るとかしたことないもんね。そういえば「ビフォア・サンライズ」でも詩を贈るシーンがありましたね。なんかそんなん気軽に出来る社会になったらいいな〜。昔銀色夏生の詩を読んでいて、言葉の切れ味がするどく胸が痛くなって「言葉って怖いな」と感じたことがありました。うん、やっぱり怖い。特に活字は残るし。でも好きですよ、銀色夏生。

で、この話としては主人公は遺書を代筆する仕事をしています。クライアントは自殺志願者。クライアントの一人が亡くなりそのお葬式でクライアントの妹のウィノアライダーとばったり出会います。ウィノアが彼のことを気になりお葬式で声を掛けるのですが、自分の職業のことは言えるはずもなく、大学で同級生だったと嘘をついてしまいます。そこからウィノアがちょくちょく連絡を取り始め付き合うことになったのですが・・・。

という話です。ウィノアの少し疲れたような演技がとても良い雰囲気を出しております。でも主人公のあんなゆっくりとした仕事で生活できているんだったら憧れちゃうな。仕事の内容としては全く憧れはないですが。ウィノアとの恋愛ももう各々の力ではどうすることも出来ないし、その辺りもどかしいですが、ヒューマンドラマとしてはなかなか秀逸ではないでしょうか。ラストの仕事面白そうだし。



宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」


父親は漁へ出かけ行方がわからず、母親は病気で家から出られない。苦しい家計を支えるために姉と二人で働くジョバンニ。活版印刷所で毎日働き、友人たちとも遊べずクラスから浮いていた存在だった。唯一カムパネルラだけはジョバンニに優しくした。ケンタウルス祭の夜、ジョバンニはお母さんに飲ませる牛乳を貰いに行く。牛乳ももらえず友達にもからかわれ、すっかり落ち込んだジョバンニは丘の上で横になる。すると銀河ステーションが現れていつの間にか鉄道に乗ってた。前の席にはカムパネルラが座っていた。二人の幻想の旅が始まる。

先週日曜日、京都大丸で宮沢賢治展に行ってきた。
「注文の多い料理店」や「ツエねずみ」「蜘蛛となめくじと狸」の話を読み終わって、「銀河鉄道の夜」を半分ほど読んでいた時なので、これは是非とも行っておかなければ、と。

ちょうど仕事でプラネタリウムのチラシ作ってて、去年銀河鉄道の夜のイメージ展みたいな事をやっておられた。CGで作ってあったんだけどすっごく美しくて。大丸のはどんなんだろ~って期待していった。

「雨ニモマケズ」の版画や水彩画、直筆の手帳などありその数に圧倒される。またどこかコミカルなんだよな~。宮沢賢治自身が書いた者だけでなく、彼の作品にむけて創作された原画なども多数あった。どれも世界観を引っ張っていてとても楽しめた。

一番多かった作品は「注文の多い料理店」かな?「銀河鉄道の夜」かな?この二つが多かったように思う。さすが人気があるのか。「セロ弾きのゴーシュ」なんかも面白かったけど。

本題の「銀河鉄道の夜」だけど、これはほんとにスペクタクル。読んでてまばゆいばかりの光がキラキラしてるんだろうな~とか、鷺とか取ってみたいわそんな光るんやったら、とか。想像は膨らむけど絵があると小さい子には読みやすいと思われる。絵本も売られていたので思わず買いそうになってしまった。

結局銀河鉄道のポストカード一枚だけ買い、お昼ご飯を食べに「そじ坊」へ。安いし量多いし不況のさなかサラリーマンは喜ぶであろうな~夜はお酒も豊富みたいだし。

で、本の「銀河鉄道の夜」の話に戻るけど、イメージしやすくドキドキ読めるし、すこし悲しい。ようやくジョバンニは自分の事見つけられたんだろうなって最後に思う。カムパネルラのおかげなんだけど、それは自分の中でカムパネルラに投影し引き出したのか、それともカムパネルラに助けてもらったのか。

名作と言われるものってあまり読んでこなかった(日本文学)のでこれからは読んでみようと思う。次は太宰か!?



思い出す


急に思い出した。

二十歳にはなってなかったと思う頃、友人(男)の女友達2人と友人の車でご飯食べに行って。
で朝方までドライブした。
K高校に行ってるっていってたっけな~。
猫が好きだの、好みの音楽だの他愛もない話をして。

で、僕がバンドやっているって話しになって、一人の女の子がS美受験して受かったって話になって。将来の夢はCDアルバムとか広告とかのデザインしたんだ~って。へぇ~そしたらCD作ったらデザインしてよ!って頼んだ。

で、その子とはそれっきり。
気付いたら自分がその仕事してて、CDも作ったしそれのデザインなんかもしちゃったり。

その子の名前忘れてしまったけど、今その子と出会えたらどんな話するんだろ~って想像してしまった。
彼女、夢叶えて一緒の仕事してたらいいな~。
なんでこんなコト思い出したんだろう?